大井町トラックス(Oimachi TRACKS)視察レポート。猛暑を潤すミスト設備と、震度7を見据えた都市防災。

こんにちは。アーキ・コヤマ一級建築士事務所の小山です。

昨日、大規模複合施設「大井町トラックス(Oimachi TRACKS)」へさっそく視察に行ってまいりました!

現地に足を踏み入れてまず感じたのは、圧倒的な「街の勢い」です。私と同じように空間を見学に来ている方もたくさん見受けられ、新しいランドマークへの期待感と熱気にあふれていました。 

この施設の大きな魅力は、ダイナミックに変化する「景観」と「豊かな自然」の融合です。眼下には電車の車両がずらりと並び、頭上には羽田空港へ離着陸する飛行機が迫力満点に飛び交う、都市ならではの躍動感を楽しめます。

そして何より印象的だったのが、街全体を包み込むような「豊富な緑」です。夏本番の厳しい暑さの中でも、空間全体に心地よい潤いと涼しさが広がっていました。 

プロの視点として特に注目したのは、この過酷な猛暑を乗り切るための「最先端の環境設備」と「都市防災」の仕組みです。

敷地内には豊かな植栽だけでなく、目立たない形で美しい冠水施設や、空間を心地よく冷やす「ミスト設備(ドライフォグ装置)」が効果的に設置されていました。実はその地下ピット(地下空間)には広大な「雨水貯留槽」が構築されており、集中豪雨の際に雨水を一時的に貯めて都市の水害を防ぎつつ、その水をミストや日々の植栽への水やりに再利用する、非常に秀逸な省エネ・循環型設備システムが導入されています。

さらに、昨日熊本で最大震度7の大きな地震が発生したばかりということもあり、防災への取り組みも大変勉強になりました。この施設に張り巡らされている広大な「歩行者デッキ」は、ただの通路ではなく、災害発生時には周辺住民や帰宅困難者を受け入れる「一時避難施設(広域避難場所)」として機能するよう、非常に強固に計画されています。

最新の大型開発に触れることで、これからの建築設計には、目に見えるデザインの美しさだけでなく、人命を守る防災計画や、地球に優しい環境設備が美しく裏付けされていることが不可欠だと改めて実感いたしました。

今回インプットした最先端の知見を、これからの店舗設計や各種確認申請、図面チェックといった日々の実務にしっかりと活かしてまいります!

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