国立駅南口駅前広場の整備と「国立えきひろ大学」での活動。ゴミ拾いから考察する広場のあり方。

こんにちは。アーキ・コヤマ一級建築士事務所の小山です。

本日は、先日参加してまいりました、国立市での「まちづくり活動」について少しお話しさせていただきます。

現在、国立駅周辺では旧駅舎を囲む国立駅南口駅前広場の整備プロジェクトが進められており、市民や建築関係者が主体となってこれからの広場の使い方や空間を考えていく「国立えきひろ大学」というワークショップ・社会実験が行われています。

全体イメージ;国立市ホームページより(国立市HPには、注釈があり、『本パースは事業者より示された「提案」であり、このとおり整備されるものではありません。今後ワークショップなどを開催し、広く意見を募集していきます。』と記されております。)

一人の建築士として最新の広場整備事例をリサーチするべく、私はそのワークショップの中の「営繕、散歩」というチームに参加させていただきました。

チームとしてはまだスタートしたばかりの第一歩として、先日、みんなで駅前広場の「ゴミ拾い」を行いました。

一見、シンプルな美化活動のように思えますが、私たち建築・都市計画に関わる者にとっては、これも立派な「行動観察(リサーチ)」の大切な一環です。「どんな場所に、どのようなゴミが落ちているのか」を分析することで、行政のデータだけでは見えてこない、人々のリアルな動きや滞留の仕方が浮かび上がってきます。

例えば、特定の場所にタバコや飲料のゴミが集まっていれば、そこが「死角になりやすい場所」であったり、逆に「人々が心地よく足を止めてしまうベンチの候補地」であったりすることが分かります。気温が低い日にはティッシュのゴミが増えるなどゴミの種類や分布から、これからの駅前広場にどのような設備や動線が必要なのかをチームの皆様と深く考察し、議論を交わしました。

建築の実務における「営繕(えいぜん)」とは、建物をただ建てるだけでなく、維持管理し、永く大切に守っていくことです。ゴミ拾いという日々の小さな営みから街の未来を育てるプロセスに立ち会えることは、一人の設計士として大変貴重な経験となっています。

蔵前での日々の実務(図面チェックや各種確認申請、用途変更など)と並行しながら、このように先進的な建築・まちづくりにも真摯に向き合い、そこで得た新鮮な知見をすべてのお客様へのご提案に活かしてまいります。

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